第四十四回開催日:2017年11月17日(金)
一部:プレゼンテーション
テーマ:マーケティングの話
<プレゼンター>
ヤンマー株式会社 長島恭美様
二部:トークセッション
テーマ:商品PRについて考える
<ファシリテーター>
有限会社バックステージ 河合義徳様
三部:懇親会(19時30分~)
名刺交換会、交流会
親睦を深めたいと思いますので、原則ご参加願います。なお、ロコラボの主旨から、懇親会だけのご参加はご遠慮頂きます。
オープニングの名刺交換会、ロコラボとは、の説明の後に第一部の「マーケティングの話リバイバル編」を行いました。
2017年9月に行われた長島様のプレゼンテーション、「あなたも今日からできる、マーケティング的生活のすすめ」。マーケティング的思考やマーケティング戦略立案プロセスをわかりやすく解説していただきました。
この時のご参加者からもう一度聞きたいというリクエストを多数いただき、ロコラボ初のリバイバル企画を行いました。
前回いただいたお話と基本的に同じ内容で、
マーケティングって何?
マーケティング的思考、基本的なプロセス
今日からできるマーケティング
の3部構成でお話いただきました。
前回お話いただいた、2017年9月のレポートはこちらです。
その後ファシリテーターの河合さんと長島さんとのトークセッションで第一部を総括を行いました。
①会計的概念で語るマーケティングということで、企業内の無形資産を商品価値化する企業文化の重要性について。
②そこで生まれた商品価値をマネタイズ化するマーケティング戦略についての考え方を共有するセッションとなりました。
これ以外にも多くの感想をいただきました。ありがとうございました。
今回の第二部は商品PRについて考えるというテーマでのトークセッション。
第一部で学んだマーケティング的思考でご参加者である俵養蜂所の俵さんの取扱商品の一つであるローヤルゼリーについてのPRを参加者全員で考えました。
以前キラキラ企業紹介ということで六甲商会楠本様から発表頂いた俵養蜂所様。
という関心事について、以前のロコラボで参加者全員でセッション行い、様々な意見が出ました。
そこで今回は当事者である俵様にもご参加いただき、
などのお話を伺い、参加者全員で価値を伝える方法を考えました。
まずは俵様からローヤルゼリーについてお伺い致しました。
ローヤルゼリー必須アミノ酸が全部入っている健康食品で、女王蜂になるハチだけが食べられる食事。味は非常に酸っぱく美味しいというものではない。
ではそんなローヤルゼリーを食べ続けている女王蜂と普通のミツバチを比較すると、
女王蜂 | ミツバチ | |
寿命 | 4〜5年 | 1〜2ヶ月 |
体 | 大きい | 小さい |
生態 | ローヤルゼリーを食べ、生殖器が成長し子供が産める様になる。 | ローヤルゼリーを食べない為、生殖器がやせ細りやがて毒針になる。 |
上記の様にローヤルゼリーを食べ続けた女王蜂と食べない普通のミツバチでは異なる成長を見せる。それ故にローヤルゼリーは体に良いのではないかという考えられている。
そんなローヤルゼリーの価値を伝えるのが難しい部分として、50年以上使われているのにエビデンスがほとんどないと思われ、お客様の声を出すと胡散臭いと言われたり、レッテル商品と感じる人がいる現状がある。
実際には医学博士によるローヤルゼリーの効果が書かれた小冊子が出版社(健全社)から発刊されていたり、研究施設が発表しWEB上に公開している情報(みつばち健康科学研究所)もある。
そんなローヤルゼリーの価値をどうやって伝えるか。ということで参加者全員でブレインストーミングを行いました。
他にも色々なアイデアが出てきました。
国産のローヤルゼリーの価格が高騰しているのは需給のバランスが原因。
現状国内ローヤルゼリーの供給量は中国97%台湾2%タイ0.7%国産0.3%の様に国産の供給が非常に少ない。
中国産は品質面は輸入時の厳しい検査で非常に安定しており、価格も安い。ただし中国産に対する昨今のイメージにより倦厭されがち。
それにより供給量の少ない国産がもてはやされ、需給のバランスで異常なほどに高価になっているという現状がある。
最後にマーケティングのプロである長島様からマーケティング的視点でのアドバイス。
それは、お客さんの声を必ず拾うことが重要。今購入してくれている人に、何故買っているのか、なぜ飲み続けているのかをしっかりとヒアリングするべき。
それを聞く事により本当に顧客に伝えるべき価値が見えて来るはず。
これ以外にも多くの感想をいただきました。ありがとうございました。
懇親会も盛り上がりました。ご参加いただきました皆様、有難うございました。