第三十一回開催日:2016年10月21日(金)
一部:プレゼンテーション
テーマ:『おふれこタイム 業界からくり話』
ここだけでしか聞けない皆様の業界のカラクリ、業界ウラ話を披露して頂きました。今回は有限会社池尻石材工業の松澤様に供養業界の裏話からくり話についてお話いただきました。
【成長産業?衰退産業?供養業界の光と影】
<プレゼンター>有限会社池尻石材工業 松澤様
二部:トークセッション
テーマ:『ロコラボが見つけたキラキラ企業』
六甲商会社員やロコラボメンバーが、人に伝えたくなる様な事業内容やサービス、企業文化など持っている会社などを発表する事例紹介です。今回は六甲商会東野様に株式会社 ハリミツ様をご紹介いただきました。
<スピーカー>株式会社六甲商会 東野様
三部:全員参加の一言スピーチとフリートークセッション
<ファシリテーター>
有限会社バックステージ 河合義徳様
四部:懇親会、名刺交換会
今回は三部からの流れで座談形式での懇親会を行いました。
今回は珍しくリピーターばかりだったのでオープニングの名刺交換会を行わず、すぐに第一部に入りました。今回は有限会社池尻石材工業の松澤様に【成長産業?衰退産業?供養業界の光と影】というテーマでお話しして頂きました。
今回は有限会社池尻石材工業の松澤様にご自身の業界である供養業界のカラクリ話についてかなり深いところまでお話しいただきました。
業界の儲けの仕組みや力関係などかなり生々しいところから、必ず訪れる死に対する向き合い方などの深い部分までお話しいただきました。面白かった〜。
オフレコ話なので内容をアップできないのが残念です。
実感していることのなに先送りにしてきたことばかりだったので改めて、元気なうちに話合いをしないといけないなと思いました。
非常に興味深い話でした。「こんなこと裏話していいの」ということもありましたし。ちょっと私自身も考えないといけない時期で役立ちました。
他にも多数のご感想を頂きました。ありがとうございました。
今回は六甲商会の東野様に株式会社ハリミツ様をご紹介頂きました。今回は掛け合い形式でプレゼンターの東野さんとファシリテーターの河合さん、会場が一体となってセッションが進められました。
六甲商会の東野です。
クリーニングのハリミツ様は創業100周年を超えている企業。担当している企業様の中で100年超えている企業様に当たることはそうそうないです。
従業員はパートさんも含めて150名ほどいらっしゃる。
神戸の西区に本社機能と工場がある。店舗自体は西宮から加古川にかけて35店舗ほど構えておられる。店舗運営以外に外商もされている。
ハリミツさんの会社名の由来なのですが、着物の「洗張(あらいはり)」というのをご存知ですか?
着物のクリーニングのことなのですが、洗い張りというのは着物の縫っているところをほどく。ほどくと一枚の生地になり、それで洗う洗い方。その洗張のハリが一つ。
洗い張りをすると着心地がよくなり光沢が出たようになる。その光沢の「光」をミツと呼ぶ。
洗張のハリと光沢のミツ、この二つを合わせてハリミツという名前で創業。
これからの社会少子高齢と所得の格差を見据えてミドルからアッパー層(富裕層)をターゲットとして考えている。そのためにお客様と会話ができるツール(フライヤー的な物)が欲しいが現在のものはいまいち気に入っていない。
またクリーニング業界は一定の確率でクレームが発生する。そんなことがあるのでそういうことが起きないように新しいものをあまりPRしなかったり、価値を伝える部分でネガティブになってしまう事がある。
みなさん普段からクリーニング使っています? → 会場半々
なぜクリーニングは減っているの?
クリーニングの良さ(価値)は?
クリーニングの価値をもう一回伝えないと、いつまでたっても市場とのコミニケーションが取れない。それを決めてから制作物に落とし込まないといくらいいデザインの物を作っても人に響かない。
先に事業デザインしないと制作物のデザインをしてもユーザーには響かない。
ユーザーとのコミニケーションツールをデザインするにあたって、現場を知るという事で工場を見学させてもらった。
洗濯について家にしている事と工場でしていることは基本的なところは同じ。
水の中に入れてたたく擦る。そして汚れをうかして違うところに移す、という行為。
入ってきたものを仕分けして汚れのひどいものは前処理をし、汚れを取れやすくする。
次にドライクリーニングですが、ドライクリーニングは水ではなくて有機溶剤を入れて洗う。水と違うので伸びちじみがしずらいという特徴がある。乾燥もほっておくだけ。
肌には問題ないが実は溶剤は結構残っている。
ドライクリーニングでなくても水洗いでも温度に気を付ければ全部洗える。
水温は55度前後がいい。高すぎても低すぎても汚れは落ちにくい。
染み抜きも染みもたたく擦るで他に移すものと化学薬品で見えなくするやり方があったりする。専門用語でおいこむという。色によってはやり易いやり難いというものがあり、ネクタイなど生地の繊細なものは、難しい。
クリーニングの水はアルカリ性。基本はどこのお店も産業用の装置で洗濯用の水はアルカリ性に変えている。
全ての工程を見学させてもらって仰られた事は当たり前の事しかしていない。
いくらクリーニングに出しても襟まわりの汚れが落ちにくいダウンジャケットがきれいになって帰ってきた。でも当たり前のことしかしていない。
技術的にはクリーニングのプロであればできることをしているだけ。そこにクリーニングのプロとしての水準の高さを感じた。
リーフレットを変えるのであれば業界全体としてクリーニングそのものの良さをもう一度マーケットにどう問うかというがものすごく大事。
サービスとしてお届けするとかそれは地域性のことだし、当たり前のことをしっかりやるというのはそれを価値としての底支えとしては信頼感に繋がる。
それはいいと思うんですけれども、もう一回なんかこう業界としてこうクリーニングがないと困るっていうところの訴求、情報訴求しないと、生活者目線でわかりやすいパンフレットになってもマーケット広がらない気がする。
ツールがあれば顧客とのコミニケーションはよくなるのか?僕は多分ならないと思う。
仮説ですよ。
辛辣なこと言っているのですが根本的というか本質的なところはやっぱりクリーニング業界いるよね、という事をクリーニング業界全体から考えないといけないと思います。
第三部は当初の予定を変更して全員参加の一言スピーチのあと、ロコラボに出会って新たな価値観を得られた長島さんのお話をフリートーク形式でお伺いしました。
今回のロコラボで感じられたことを一言スピーチ形式で全員に発表頂きました。今回はスタッフも含めて全員が一言スピーチを行いました。
長島さんがロコラボに参加されてから感じられたロコラボの魅力とご自身の価値観の変化。それをフリートーク形式で参加者の皆様と共有しました。
ロコラボでの刺激がトドメとなり転職されるに至った顛末を長島さんにお話し頂きました。
今回の懇親会は三部の初めから座談会形式で行いました。ハロウィンの季節なので仮装の方が若干名・・・。