第二十七回開催日:2016年6月24日(金)
一部:プレゼンテーション
テーマ:『おふれこタイム 業界からくり話』
ここだけでしか聞けない皆様の業界のカラクリ、業界ウラ話を披露して頂きます。有限会社バックステージ 河合さんに住宅事情と暮らしのからくりについてお話いただきました。
【住まいの価値、維持はハードだけに頼ってはいけない】
<プレゼンター>有限会社バックステージ 河合義徳様
二部:トークセッション
テーマ:『ロコラボが見つけたキラキラ企業』
六甲商会社員やロコラボメンバーが、人に伝えたくなる様な事業内容やサービス、企業文化など持っている会社などを発表する事例紹介です。今回は六甲商会納様に株式会社ピーエムシー様について紹介していただきました。
<スピーカー>
株式会社六甲商会 納様
三部:全員参加のグループセッション
テーマ:お悩み相談室shokoの部屋
<ファシリテーター>
有限会社バックステージ 河合義徳様
四部:懇親会、名刺交換会
立食形式で懇親、名刺交換会を行いました。
オープニングの名刺交換会を行った後に、ここだけでしか聞けない皆様の業界のカラクリ、業界ウラ話を披露して頂きました。今回は有限会社バックステージ 河合様に住宅事情と暮らしのからくりについてお話しして頂きました。
通常のセミナー講演では絶対話せないオフレコ話を話して頂きました。今回は有限会社バックステージ 河合様にご自身のリアリティのある経験から住宅事情とくらしのからくりについてお伺いいたしました。
ということをご自身のマンション建替決議経験と金融業界経験から実例を元にお話いただきました。オフレコ話なので内容をアップできないのが残念です。
住民同士のコミュニケーションの話も大いに会社につながるところがあり、一朝一夕ではいかないけれど継続することが大切なんだろうと思いました。
分かりやすく、住環境のソフト面の大切さについて教えて頂きありがとうございました。
マンションの知らなかった問題点を知るこができてよかった。
ソフトとハードで大切なのは、ソフト、ソフト⇒ハードにつながる事も多いのは聞いててすごく勉強になりました。
ソフトの部分がいかに大切かと思い知らされました。人間関係が希薄になりつつある時代、コミュニティを形にいしてくための勉強になりました。
他にも多数のご感想を頂きました。ありがとうございました。
今回は六甲商会の納様に株式会社ピーエムシー様をご紹介頂きました。
株式会社ピーエムシー様の創業は約30年前。最初はプロダクトエンカンパニーという会社で創業。30年40年くらい前のバイクパーツで廃盤になってしまいメーカーとしては製造していないパーツを自社で設計し、日本中にオリジナルブランドとして供給している商売をされている。
今でこそオリジナルのブランドの供給をがメインになっているが、当時はアメリカからバイクを輸入し、そのバイクを自分のところでくみ上げて販売する形がメイン。
一つの転機が訪れたのが阪神大震災。淡路なので普通アメリカから神戸の埠頭につけて、輸入すると思うが震災の影響でそれができなくなった。大阪から入港して輸入すると、神戸と違い、物を仕入れてくるだけでも一日がかり。それを自分でくみ上げて一台のバイクを納品するのも震災の影響で高速も使えずに本当に苦労した。
メインになるバイクがそういう風な形になってくると、なんか手を打たないといけない。それではじめはバイクを輸入するかたわらで、海外のパーツを輸入はじめた。
最初はおまけ程度に考えていたが、卸売さんなどにパーツだけの商品カタログを作って案内してみると、すごい反響があった。
何でそんな反響があったのか社長にお伺いしたら、海外のパーツは日本で仕入れて売ろうとすると結構高い。社長はもともとパーツで儲けようという気持ちはあまりなく、逆にバイクを買っていただいているお客さんに喜んでいただくために展開していた。
そこでメーカーさんがつけた金額よりも自分が思う適正な価格、で展開したことが受け入れられて、逆にこんなパーツつくれる?いう風な需要も増え、約30年たった今でそっちのほうが逆にメインになったというところがある。
私が会社にお伺いしたときには合う人全員が、挨拶してくれる。これ僕にだけではなく、配送のクロネコヤマトさんや、当然お客様に対しても非常に元気。
営業の清水さんに、なぜ社員の人って元気がいいのか伺いました。
(清水さん)
やはりコミニケーションの重要性を感じている。そこで僕らの会社の取り組みとして毎週の朝礼がある。毎週毎週担当が替わり、今週のやりたいこと、目標を大きい声で言うというのが僕らの会社の中の一つのルール。
そういうところで発言する習慣つけることにより、自然と声も大きくなり、挨拶もしっかりできるようになる。
お客様や出入りの業者様、得意先の方との間でもコミニケーションがしっかりできていれば無理をきいて頂けることもあるので、基本的な挨拶やコミニケーションの重要性は常に心がけている。(以上)
ピーエムシーさんの商売ってパーツを自社ブランドで提供しているのですけれども、会社でパーツをたくさんならべて店頭で販売しているわけではない。卸売りさんはどちらかというと年齢が高い方が多いんで、もうコミニケーションツールがFAXか電話。逆に小売をされているお客さんというのは小売のところはweb発注。
そうなると普段お客さんと顔を合わすタイミングというのは電話になる。納期の回答、いろんな商品のことについてなど。でそのときに話し方とかトーンとかというのがお客さんに伝わることを、ピーエムシーさんはわかっているというか、そこの意識がやはりかなり高いのだろうと私は感じている。そこが日々の挨拶にも表れている。
後清水さんにお話をお伺いしたときに、うちって少数精鋭なんです、とお聞きしたんです。これってどういう意味ですか?
(清水さん)
僕ら従業員は16名と結構小さな規模でやっているが、みんな一人ひとりがやっている仕事がぜんぜん違う。その中で代表がよくいうのが、「不便を不便と思ったまま放置するな。」という事。
やっぱり不便と思ったときにそれをどう改善するか。これはスタッフ全員が、自然な形で意識できるようになっている。不便だと思ったら次どうするべきか自然に考えれる意識が少数精鋭と思う一つの要因。
あと社内ルールがもう一つあって、毎週一回全体ミーティングがある。そこで社長も含めてここをこうするべきだとスタッフ全員で話し合い、社長も含めていいところも悪いところも言い合える会議をしている。そういう会議があるからこそ同じ方向を向いて進んで行く事ができ、それがあるからこそ少数精鋭だと思うところがある。(以上)
お伺いさせてもらう中で感じるのは、社員同士でいい意味で意見の交換がよくある。不便を不便のままおいておかずに、少しでもお客さんを喜ばせたいとかが皆さん芯としてある。だからこそ意見交換も活発。
そういうところが根底にあるので信頼関係があり、些細な事の気づきにも繋がりスタッフが前向きで僕も行ったら元気を貰えるような雰囲気につながっていると思う。
お客さんのニーズに絶対対応していくというチャレンジ精神があると私は感じた。30年前のバイクは当時は現役のバイクだが、年数がたっていくと、メーカーさんにパーツがなくなってくる。
パーツが廃盤になれば設計して、開発してする。そしてもとのパーツをさらによく仕様変更し、自社開発する事によりお客さんの信頼を勝ち得るというところにも繋がるし、廃盤だから無理ですねと言わないところが企業として輝いているポイント。
二輪バイクのパーツ販売はもう30年くらいやっていってるが、その先に目指しているモノというのをお聞きして、やはり物だけではないんだと私は感じた。
社長は根本バイクが大好でそれが根底にある。ただやはり最近はは車離れと一緒でバイクもバイク離れが非常に多く、バイクに乗っていた方でも結婚して一時期バイクを手放して、子供が独り立ちして自分の時間が持てるようになったときに、またバイクを買うと。いう方が非常に多く、客層は大半が40後半以降。
そういう風にまた戻ってきてくれる喜びとか、極端な話今からでしたら、お父さんが乗っていて、子供が大きくなって、親子で一緒に乗れるとかそんな風なうれしさというんですかね。そういったものをやっていきたいっていうのもある。
この秋に淡路の国立公園でバイクフェスタがあるが、ちょうど3回目からピーエムシーさんが主催をされている。でそういう場を提供して、二輪バイクをちょっとでも盛り上げていけるような、ということができればという風な思いを持って開催されている。自社のビジネスだけでなく、業界全体を何とかしていきたいという風なところを語られていたのでそこがこの会社の輝いているポイントの一つ。
私自身が感じたのがやはり、目線がお客さん目線で、お客さんに喜んでほしいという視点を社長を始め社員の方全員が持っている。それがモチベーションになるんであの〜、まあ30年たった中で大きく成長している原動力ではないのではないかということで紹介をさせてもらいました。
最後に社長から3つの事を教えていただいたので紹介させて頂きたいと思います。
一つ目はマーケットを取るということを仰られていた。小さなお客さん、または一つのパーツであっても、まずは自分のところが独占できるくらい、マーケットをまずとる。
そうすると絶対二番目に出てくるのが後発の同じようなことをして価格だけで対応してくるようなところとか、やっぱライバルといわれるようなところが出てくる。そこで普通だったら、買った、負けたの競争になるんですけれども、それではいけない。
二つ目ですが社長はマーケットをコントロールするという風に仰られていた。目指しているところは一緒なので、要は勝ち負けではなく、どうやってパートナーになるかということを考えるべき。仲間やパートナーにしないと、競争競争になってしまう。仲間やパートナーになると大きな取引になるということを仰っていた。
三つ目はマーケットを開拓するという事。バイクフェスタもそうだが、ずうっと同じことをやっていると、尻窄みしてくる、そこでみずから流行をしかけると。
その一つの例がたとえばバイクフェスタ。何じゃこれっていうようなバイクを出展したりとか、来ていただくお客さんとかに対して、ピーエムシーってやっぱりすごいなと
なんやねんこれって思わせるくらいのことをして、新しい流行を作っていく。まそういったところをそれくらいやって丁度いいと仰られていました。
今日は社長の都合が合わずに、清水さんにお越し頂いていますので、私の紹介の部分だけでは伝わらなかった部分は、この後懇親会とかグループセッション時に清水さんに聞いてもらえればと思います、
ロコラボ参加者の抱えているお悩みを参加者全員で考え、改善するグループセッションを行いました。今回初企画でしたが皆様親身になって相談者様の課題についてセッション致しました。最後はご意見番のshokoさんにまとめていただきました。
今回の相談者様はキャリアを積み上げられ、バリバリ働いていらっしゃいますが、ご自身の働き方に疑問が感じているようです。できる仕事をしているが、それがやりたい仕事、好きな仕事ではないというお悩みです。
shokoさんありがとうございました。