第十七回開催日:2016年1月22日(金)
一部:プレゼンテーション
テーマ:『おふれこタイム 業界からくり話』
ここだけでしか聞けない皆様の業界のカラクリ、業界ウラ話を披露して頂きます。今回はファミリエクラブ株式会社加藤様に病児保育業界経験からのちょっとしたカラクリ話をお話しして頂きました。
<プレゼンター>
ファミリエクラブ株式会社 加藤様
二部:トークセッション
テーマ:『ロコラボが見つけたキラキラ企業』
六甲商会社員やロコラボメンバーが、人に伝えたくなる様な事業内容やサービス、企業文化など持っている会社などを発表する事例紹介です。今回は六甲商会佐々木様にアイエスシー工業株式会社様について紹介していただきました。
<スピーカー>
株式会社六甲商会 佐々木様
三部:全員参加のグループセッション
テーマ:みんなが笑顔ではたらける、『あそびゴコロ架空カンパニー』
ご参加者の方にグループに分かれ、”あそびゴコロ架空カンパニー”という架空カンパニーのスタッフになってもらいます。あっと驚く画期的な社内制度や、常識はずれな顧客開拓方法などを考え、それを参加者全員で意見交流し、楽しくブラッシュアップしていくセッションを行いました。
<ファシリテーター>
有限会社バックステージ 河合義徳様
四部:懇親会、名刺交換会
立食形式で懇親、名刺交換会を行いました。
(ご参考:開催時のご案内文)
オープニングの名刺交換会を行った後に、ここだけでしか聞けない皆様の業界のカラクリ、業界ウラ話を披露して頂きました。今回は加藤様に病児保育業界経験からのカラクリ話をお話しして頂きました。
通常のセミナー講演では絶対話せないオフレコ話を話して頂きました。今回は株式会社ファミリエクラブ加藤様にお話をお伺いいたしました。病児保育業界のカラクリ話を教えて頂きました。
ということを中心に1000件を上回る実例を元にお話いただきました。オフレコ話なので内容をアップできないのが残念です。
個人契約では月会費制で8000円からスタートして利用頻度に応じて金額が変わります。法人向けサービスについてはどの程度法人さんが負担するかにもよりますが、おおよそは従業員さんのご負担が1日二千円で収まるような形を取られるケースがよくあります。個人契約では何も利用しなくても年間10万円程度のコストがかかるが、法人契約だとそこの負担がなくなり、一回2000円での活用となるのですごく利用しやすい環境になっていると思います。
資格は必須ではないです。ただし病児保育で一番重要なのはお子様の容体変化にたいおうすることです。なのでその部分に対応できる経験を重視しております。具体的には看護師、保育士などの実務経験、または12年以上の子育て経験などです。また経験豊富なスタッフを採用した後も専門の研修を随時行っております。
兵庫県では弊社のみです。関東ではNPOなどで運営をしているところがございます。
生後6ヶ月から小学校6年生まででございます。
慣らし保育を無料で何回でも受けていただくことによって安心して利用していただける仕組みを作っています。
小さなお子様が容体変化し、ひきつけを起こして救急車を呼ぶことがありました。やはり病児をお預かりするということで、そういった緊急時の対応も含め研修を日々充実させております。会員様とのトラブルはご利用前に面談等を重ねご理解いただいた上でのご利用なので今までトラブルはございません。
現場での判断はスタッフの自己判断ですが、判断基準に関しましてはマニュアル化されており、それに従って自己判断されております。
派遣業ではございませんのでスタッフの方とは雇用契約を結んでおります。病児保育事業で仕事がないときは保育所事業を行っているのでそちらにまわって頂いております。
今後の可能性としてはございますが、現時点では保育に特化しております。
他にも多数のご感想を頂きました。ありがとうございました。
今回は六甲商会の佐々木様にアイ・エス・シー株式会社様をご紹介頂きました。
こんばんわ、六甲商会の佐々木です。今日は私が担当している会社さんなのですが、アイ・エス・シー工業株式会社様のすごいところ、キラキラしているところをご説明させて頂きたいと思います。まずこちらの会社なのですが設立が昭和38年12月、従業員数が20名、主要商品がエアコンキャッチャー、モジュールキャッチャー、屋上緑化向け架台、薄型テレビ向け金具、というものを作成されております。
この会社がすごいなと感じたところは、顧客ニーズに徹底的に対応するというところ。定型の物やしっかりした図面のある物だけでなく、お客様がこういうものを作って欲しいと持ってこられたものを何でも受けてあげますというスタンスでやっておられる。
こういう業界では普通キチンとした図面をもってきてこういうものを作ってくださいとしないと断られたりすることが多いのだが、こちらの会社さんでは極端な話ラフスケッチのようなものを持ってこられても対応することもある。
こちらの会社さんの主要なお客様が神奈川など関東圏らしいのですが、関東でも多くの板金屋さんがあるのにありがたいことに選んでいただいている。それは顧客ニーズに徹底的に対応するとこによって「信用」を培ってきたから。そしてその信用が自社の強みになり顧客から選んで頂くことに繋がっている。
こちらの会社もともとスチール製の棚の会社だったのだが、ある時とある会社の会社員の方が飛び込みでこういうのを考えているのだが作れないかと、スケッチみたいなもので持ってこられた。それを形にしたのがエアコンの室外機の架台で、日本で最初にエアコンの室外機の架台を作った会社であるというエピソードがある。
お客様のニーズに徹底的に答え、それを具現化するたびに信頼を勝ち得てきた。関東にも板金屋さんはたくさんあるのにお客様から選んでいただいていて、現在では自ら営業にまわる以外に顧客からの紹介や口コミなどで仕事が入ってきている状態。
もう一つのポイントは従業員の育成と社員教育。従業員は20名のうち数人を、技能実習生という制度を使いベトナムの方を雇われている。なぜ日本人ではないのかとお聞きしたが、過去に雇われていた方の中で仕事がなかなか続かない方がいらっしゃった。技能実習生は3年間は継続して働くことが約束されていて、きっかけはその部分であった。
ただ採用からその後の社員教育の部分では非常にすごいものがあった。一つ目が専務自らベトナムへ採用面接に出かける。現地のパートナーと手を組み、現地に向かう前にスカイプで打ち合わせをし、その後現地に入り、面接を行う。専務自らベトナムに出向いて面接することにより、その人の本質的な部分まで見て人材をチョイスしている。
また面接だけではなく、課題の模型をベトナムに持ち込み技能テストも実施している。
採用が決まったら、業界の専門用語をベトナム語と日本語のテキストを渡し、日本に来るまでに覚えてもらう。
実習生が来日したあとも文化の違いがあり、上手く入っていない部分があった。実際第1期生の時には逃げ出した方もいらっしゃった。その辺を変えるために様々な取り組みをされているが、そのうちの一つが社長自ら始業前に開催する日本語教室。
内容は毎日日記を書いてもらい、自分の言葉で翌日に発表してもらう。そこでニュアンスや言葉の使い方がおかしいところを修正し、教えていくというもの。これ毎日繰り返す。自社の社員教育の部分と、実習生への日本語教育という部分で毎日行っている。
その結果、専務が自信を持って仰られていたのが、日本語学力や、日本人独特のわびさびであるとかその辺の文化でも他へ派遣されている実習生には負けないと言っていた。
あとは社員教育で気をつけているのはゼスチャー、身振り手振りを使って作業内容であるとか会話もしてあげるということには気を使っています。それと5S(整理、整頓、清掃、しつけ、清潔)。これを日本語とベトナム語で書いて毎朝唱和している。
ベトナムにはかたずける文化があまりないようなので、文化の違いを乗り越えて教育、すばらしい従業員さんを育てている。
日々の仕事から信頼を勝ち得たことにより、業界内で今の立場があり、業績も非常に安定していて忙しいのだが、そんな中でも展望的には海外を視野に入れていて、協力の工場なども持っている。そして新事業を立ち上げようということで画策されている。
儲かって業績も安定しているのになぜ新しいことをするのですかとお伺いしたところ、忙しい時にやっておかないと、後悔することになるとおっしゃっていた。
今回、お声かけさせていただいたのですが残念ながら都合がつかず、ということでしたので次回機会があればこの場で皆様にご紹介したいと思います。
他にも多数のご感想を頂きました。ありがとうございました。
ロコラボでは一年間を通してご参加者の方に皆様で、”あそびゴコロ架空カンパニー”という架空カンパニーのスタッフになっていただき、毎回グループセッションして頂きました。今回は最終回ということでファシリテーターの河合さんが一年間の結果を振り返ったあとに最後の投げかけとして「あそびゴコロ」と「あそび」の違いをブレインストーミングいたしました。
いろんな企画を考えたりアイデアを出すときって、やっぱり遊び心が必要かなと思うんですけど、なかなか企画会議のときって、なんや遊んでるだけやんと思われる。まわりの冷たい目が刺さるときがあります。
先に結論的なことをいうのはどうかと思うんですけど「あそびゴコロ」はそれをやることによって何かクリエイティブなことが生まれる。単なる「あそび」というのは何もそのあと残らない。その場の喜びで終わってしまうケースかなと思っている。
重要なのは本当に面白いと思ったらどうしたらそれが実現できるだろう、と考えるステップ。そこがあそびゴコロから仕事に変わるという次の工程だと思う。そのタイミングを組織としてどう盛り上げるのかを考えることが遊び心なんだと思います。遊び心架空カンパニーは実際には僕は実現が難しいと思います。本当にあったらつぶれるでしょうね。だいたいバランスも必要で、ギュッと締める人がいたり、行動力がすごくある人がいたり、そんな組織の中であそびゴコロがうまく融合すればいいと思う。
第二十三回(二月定例会)のご参加申し込みはこちらに明記いたします。しばらくお待ちくださいませ。